東京生まれのぼくにとっては都民の日。学校は休みだった。千葉の予備校で仕事をするようになると、6月15日が県民の日だった。県民の日に合わせて東京ディズニーランドが対象県民の入園料を割引していた。
割引日には群馬県民の日あたりまで設定されていたが、実は神奈川県民の日が制定されておらず、横浜市は6月2日の開港記念日をその日にしていて、市立の学校は休校。川崎市民の日はあって学校が休みだが、藤沢市制の日は10月1日で学校は休みにならず、鎌倉市は11月3日なので元々祝日。
神奈川県民は県民というより市民である意識のほうが強いと言われている。横浜の人は地方に旅行に行ってどこから来たか聞かれると、横浜と答える人が多いし、出身も神奈川県出身というより横浜出身という意識強い。三宅島出身の人が三宅島(三宅村)出身であって、東京出身という意識は薄いのと似ているかもしれない。
もうすぐ人生のうち神奈川県民のほうが長くなる。