日本酒の甘口辛口

飲食業で日本酒をお客様に勧めるとき、日本酒の味の説明が難しい。
特に難しいのが、いちばんポピュラーである、甘口辛口という分類。
明らかに甘口のお酒、ピリピリするような辛口のお酒はわかりやすい。
日本酒度という、糖度計で計った数値で表すこともできるが、これも目安にしかならない。
日本酒度は比重計の値で、数字が大きくなるほど辛くなる。
いままで、-20から+20くらいまでのお酒を見たことがある(飲んではいない)
何が難しいかというと、例えばこういうお酒。
一口目はキリッとした刺激で、甘い香りが拡がるようなお酒。
一口目を感想にすると辛口、その後を感想にすると甘口になってしまうことが多い。
そうなると、人によって甘口と辛口に分かれてしまうのだ。
実際に、テイスティングのときにも、甘口と辛口と分かれたお酒が存在した。
芋焼酎や黒糖焼酎は甘みを感じることがあるが、実際には糖質ゼロなのだ。
つまり甘い香りのせいで、甘いと感じてしまう。
グルメレポーターもソムリエも、おいしいをどう伝えるかを勉強している。
今度の唎酒師の試験でも、テイスティングの試験があって、見分けることよりもいかに表現するかが難しい。
日本酒飲みたくなった…

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