前夜式

キリスト教の葬儀に初めて出席した。
出席したというより、お手伝いをしたので葬儀そのものにはあまり参列していない。
広く普及している仏式と違い、香典とはいわないし、冥福も祈らない。
冥福とはあの世(冥土)の幸せを意味する言葉で、神の下へ旅立つというキリスト教の認識と全く違う。
言わない方がいい、言ってもいいと賛否両論らしいが、冥福が仏教用語である以上遣う必要もない。
知った以上は遣わないようにしよう。
心が大切と言っても、故人の意思を尊重するためにもきちんとしようと思う。
自分もいつか、その前に(たぶん)送らなければいけない場面に遭遇する。
縁起がどうのではなく、準備、せめて考えるくらいはしておいた方がよいのかもしれない。

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