日本酒の表記が酒税法上、製造過程によるもので記載されているが、最大の欠点が味がわからない。
こうして作りました、はわかるのだが、こうできました、が不明。
本醸造ですが吟醸酒規格でつくりました
注文してやってきたお酒がこれ。
チェーン店の名前のままだ。
吟醸酒の規格とは、精米歩合のことだろう。
精米歩合とは、お米をどれくらい磨いて残った割合。
お米の中心部分に心白(しんぱく)という部分があり、この部分は柔らかいため酵母の菌糸が伸びやすく糖化しやすい。
そして、この磨いた割合を精米歩合という。
つまり、40%削り落として60%残したのが精米歩合60%。
60%以下のものが吟醸酒、特別本醸造酒、50%以上削り落とすと大吟醸酒が名乗れる。
究極の吟醸酒として精米歩合9%(91%削った)という驚異的なものも存在する。
瓶を見ると、精米歩合60%とあるので、まあ吟醸酒といえないこともない。
でも味が…淡麗すぎるというか米のうまみを感じられない。
爽酒と呼ばれるもので、料理もさっぱりしたもの、軽やかなものが合う。
あと二週間、日本酒の勉強をしなければ。