させていただく

先日もけっこう年配の方が、すべてさせていただくで話しをしていた。
書かさしていただきました、既におかしな尊敬語。
書くの尊敬語は、お書きする。
お書きいたしました、でいいはず。
やらさせていただきました、は明らかにおかしい。
誰かが100万円寄付してもおそらく、「100万円寄付させていただきました」言うだろう。
あまりにへりくだった言い方に、不快感を感じる。
「100万円寄付いたしました」は丁寧な表現ではないのだろうか。
日本の大嫌いなことわざに、出る杭は打たれるがある。
協調性を大切にしましょうという意味で用いられていたのだろうが、悪い意味で受け止めてしまう。
学生時代、どんなに勉強をがんばっても、みんな口では勉強しないなんて言っていた。
出る杭は能力が伸びていくことにもつながっている。
誰かひとり抜け駆けは許さない、足を引っ張ってしまえ、そう感じてならない。
謙遜の文化は素晴らしい面はあるが、ビジネスなどでは正直面倒ください。
おみやげにはおいしいから持って行く、つまらないものなど持って行かない。
役不足、という言葉も使い方が間違っていることが多いらしい。
正しい例
「ハマトラベルの社長ではきみには役不足だろうが、出向してくれ」
間違った例
「こんな私がハマトラベルの社長だなんて、私には役不足でもったいないお話しです」
主役級なのに脇役をするのが役不足であって、経験不足、力不足のことを役不足とは言わない。
間違いを指摘すると決まって返ってくるセリフがある。
日本語って難しい。
そのセリフを吐いた人は九分九厘進歩しない。

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