大学時代はパチンコばかり(正確にはスロットだが)していた。
鍵でガラスを開けてみたい、そんなことからパチンコ屋でバイトをしてみた。
結果的には2週間でやめることになるのだが、2週間で12日くらい働いたので、おもしろい経験をした。
昔のパチンコといえば、おかしなアナウンスがあった。
軍艦マーチがバックに流れ、「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、北は北海道南は九州沖縄まで数あるパチンコ店から、娯楽の殿堂、当ホール~ホールにご指名ご来店誠にありがとうございます。一段高いマイクの上からではございますが、お客様おひとり様おひとり様に、熱く深く、深く熱く御礼申し上げます。128番台フィーバースタートおめでとうございます」
こんな感じ。こんなアナウンスをする前にやめたので、180番台ラッキーフィーバースタートおめでとうございます、くらいしかやっていない。
まさにツッコ見所満載のアナウンスだった。
「本日もなにかとお忙しい中~」
忙しかったらパチンコなんか来ないって。
このパチンコ屋ネタは、一晩中話せるくらいある。
2週間でやめたことにも、すごいドラマがあるのだ。
当時のパチンコ屋のスポーツ新聞の求人広告を思い出す。
月給20万円以上可(夫婦40万円以上可)…実はみんな同じ給料
制服貸与、食事支給(全寮制だから)、そしておもしろいのはタバコ支給。
求人欄にタバコ支給とあったのはパチンコ屋くらい。
実際にバイトでも一日一箱もらっていた。ラークはショートピース3つで交換、なんてルールもあった。
ただ立っているのがつらいだけで、何の知識も経験も接客もいらない、はっきりいってどんなバカでもできる仕事。
ただ、店長だけは別格で、他の社員とも全く違っていた。
止まらなくなったので、続きはどこかの酒場で。